Googleという名前が世に登場してからそれほど長くは経っていないのに、いつの間にか人々の生活に入り込んでいるけれども、それは最早歴史の教科書に確実に載るレベルで認識されているのでしょう。

広告収入という事業展開で大幅に、飛躍的に、世界的に急成長を遂げたこの企業の親会社がalphabetという名前である(世界的企業の上位を見るとAppleやFacebookに並んでGoogleがあると思うが、親会社の名前が載るために残念ながらGoogleの名前は見つからない)ことは、逆に意外と知られていないのかもしれませんね。

そんなGoogleの技術力はどれほどのものなのだろうかと思いませんか？

誰もが知っている、或いはその事実さえ知らずともその存在を確実に知っているであろう提供商材である“YouTube”は数年前にGoogleから事業買収を受けています。

今でこそ“YouTuber”という業種がもてはやされ、テレビタレントにも匹敵する広告的影響力(昨今ではヴァーチャルYouTuberなるものまで登場し始めており、市場としてはかなり激しい動きを見せていると思う)を持つ彼らの出現を、もしかしたらGoogleは想定していたからこそYouTubeの買収をしたのかもしれませんね。たとえそれが偶然だとしても目の付け所は事業本体の本質を見事に貫いていました。

またイギリスからはDeepMindという人工知能企業を買収しています。こちらも一時期日本で話題になったと思いますがAlphaGo(アルファ碁)という言葉に聞き覚えがありませんか？

史上初プログラムが人間の囲碁棋士に勝った事でかなりの注目を浴びましたね。

余談ですが人工知能がボードゲーム界に進出し始めた頃、「AIがプロ棋士を負かす日は？」というアンケートを受けた日本人将棋棋士の中で「チェスも将棋も囲碁でさえもいずれ人類は人工知能に負ける時が来る」と予言していたのは羽生善治ただ一人だそうです。

本物の天才が読むのは盤面に限らないのですね。

閑話休題。