山田川自然の里へ行こう!
山田川自然の里は市内の小さな盆地に川を抱く自然公園で、この上なく開放的な場所です。
作業効率の悪い農地で耕作放棄された土地でしたが、
「昔のような里山風景を取り戻し再生する」
という事で再開発されました。
6台分ほどの駐車場には樹脂パイプを通して湧き水が引き込まれて、特に注意書きもないので飲用可能かもしれませんが(代わりに「車の洗車お断り」という警告ははある)
口をゆすいだり、手や顔を洗うくらいにしておきましょうか?
現代人の感覚からすれば山と川と空しかないと思えるほど何もありません。
ただ、日中の散歩で訪れるには最適ではないかと思います。
舗装らしき道は見えますが、自然公園なので足回りは万全の準備で行くことを忘れないでくださいね。
道中時間をかけて看板などを見ながら進めば、微笑ましい演出が目に留まります。
”はいっていいよ”、”どうぞのいす”、”ふわふわ湿地”、”おひさま畑”、”ちゃぷちゃぷ池”、”はいったらダメよ”等々。小さな子も興味を持つような、豊かな表現の数々。
時期が合えばサワガニの観察もできます。
蝶や鳥やその他の小さな生き物が数多く暮らしている気配があり、季節に応じて、順番を守って表に出てくるのでしょう。
道中お弁当を広げるのに十分な場所もあります。小さなころの遠足気分でお昼ごはんなどいかがでしょうか?
今の時代、これほどの大自然の中で食事をするのは貴重な体験ですよ。
段々畑を抜けると景色が一変、竹林に突入します。ちょうど起伏激しい山林道で足が疲れたころ合いでしょう、足場も眺めも落ち着きますよ。
竹林を抜けると折り返しですが、右手に追い続けていた川を渡ってから、来た道を溯りましょう。
帰り道では同じ川沿いを対岸から戻ることになりますが、景色が違って見えるのが特徴的です。
木々の配置や高低差から生じる認識のズレの為か、歩く人を退屈させません。
駐車場に戻ってきたら冒頭の湧き水の元へと行きましょう。
注意喚起が盛んですし、せっかくですから贅沢に湧水でうがい手洗いしちゃいましょう!