結婚式に幸せのおまじない、サムシング・フォーを
6月に結婚式をあげるカップルは幸せになれるとされる「ジューンブライド」だけでなく、結婚にまつわる言い伝えは多くあります。新たな門出を迎えるカップル、花嫁さんの幸せを願うものとされヨーロッパに伝わる幸せのおまじないとして「サムシング・フォー」もそのひとつ。花嫁が身に着けると幸せになれるといわれるサムシング・フォー(4つのもの)をご紹介します。
サムシング・フォーとは?
サムシング・フォーとは、結婚式の当日に「古いもの」「新しいもの」「借りたもの」「青いもの」の4つを身に着けた花嫁は幸せになれるという欧米の慣習です。欧米では200年以上前から結婚式に取り入れられている伝統的なもので、日本でも取り入れる花嫁さんが増えています。
サムシング・フォー(Something Four)の由来は諸説あります。イギリスやアメリカで親しまれている伝承童謡「マザー・グース」の歌詞が由来しているという説が有力なようです。
マザー・グースはイギリスやアメリカで昔から子供たちへ語り継がれてきた童謡です。日本のわらべ歌と違うのは、大人も子供も共有し生活に根付いた文化のひとつとして考えられていること。庶民から貴族まで階級の隔てなくマザー・グースは親しまれてきました。歌をとおして子供たちは言葉を覚えたり、数字を覚えたり、習慣を学んできたそうです。日本でも馴染みのある「メリーさんの羊」や「きらきら星」もマザー・グースから来ています。サムシング・フォーはその歌のひとつに由来しているとされています。
Something old, something new,
(なにかひとつ古いもの、なにかひとつ新しいもの)
Something borrowed, something blue,
(なにかひとつ借りたもの、なにかひとつ青いもの)
And a sixpence in her shoe.
(そして靴の中には6ペンス銀貨を)
なにを身に着けるの??
Something borrowed(サムシング・ボロー)
なにかひとつ借りたもの・・・・隣人(すでに幸せな結婚生活を送っている人)から幸せを分けてもらうことに繋がります。今のこの幸せはたくさんの人に支えられていることを忘れないために、親しい人から「なにか」を借りるのです。ハンカチやアクセサリーを借りるのが一般的とされているそう。
Something old(サムシング・オールド)
なにかひとつ古いもの・・・先祖から受け継がれた家族の絆、伝統、富などの象徴とされています。祖先から幸せを受けつぎつないでいってほしいという願いが込められています。家族から譲られたアクセサリーや母や祖母の結婚衣裳、または結婚衣裳に使われたヴェールやレースなどの飾りなどを使用することもあるそうです。
Something new(サムシング・ニュー)
なにかひとつ新しいもの・・・・・・これから始まる新生活を表しています。新たな生活が希望に満ちたものになるようにという願いが込められています。花嫁衣裳の一部である白いサテン製の上靴や長手袋などをこれに当てることが多いとされています。
Something blue(サムシング・ブルー)
なにかひとつ青いもの・・・キリスト教では聖母マリアのシンボルカラーでもあり、青色は純潔の象徴とされています。また青は幸せを呼ぶ色とも考えられています。このサムシング・ブルーは目立たない場所につけるのが良いといわれています。欧米圏では、ドレスの下のガーターベルトに青いリボンを結ぶのが一般的といわれています。
指輪の内側にブルーサファイアをセッティングし、指輪にサムシング・ブルーをとりいれ身につける花嫁さんも。またブルーサファイアには慈愛・成功・誠実といった石言葉がありずっと変わらない幸せを願う意味が込められています。
マザー・グースの歌が有名になった時代は、政略結婚から恋愛結婚に移り変わっていく時代といわれています。お二人の新たな門出を祝い、多くの人からたくされた思いをものとして結婚式にもつこの慣習は女性の幸せを願うものとして広まったとされています。
amahoshiでは、お二人の指輪をお二人の手でつくっていただけます
ご希望のデザインや素材などお二人のイメージをうかがってからご制作に入っていただきます。指輪制作は、素材やデザインが決まったら、金属の棒から制作をスタートしていただきます。おふたりで交換してお互いに作り合うことができるのは手作り体験ならではです。やすったり磨いたり、お互いに作り合う時間も思い出になるはず。不器用だから不安というお客様でも制作開始から2時間から3時間ほどで指輪を完成されています。制作体験後、文字入れやリップル(波)加工では当日お作りいただいた指輪をお持ち帰りいただけます。石留め加工やミル打ち加工・サンドブラスト加工ではお客様のお手元に届くまでお時間をいただきます。お見積りやデザインのご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。